2021年6月24日に発売された「スカーレットネクサス(SCARLET NEXUS)」を遊び終わったので感想を書いていこうと思います。
主人公2人体制で両主人公攻略済みなので多少のネタバレを含んだ感想になります。
体験版が公開されているので購入検討中の人は、体験版を先にプレイする事をオススメします。
スカーレットネクサス 感想
ストーリー的には、ユイトが最初のほうがいい
主人公2人体制なのでどちらを先にプレイするか悩む所ですがクリアした身としては、先にユイトを選ぶ事をオススメします。
理由は、単純にユイト編がストーリー的に王道展開なのとカサネで先に攻略してしまうと「別にユイトで遊ばなくてもいいかな?」と思えるくらいカサネ編で大まかな情報が得られてしまうからです。
「おおまかにストーリーが分かればいい」って人は、カサネ編を先に遊んでも問題ありません。
2人主人公の役割で考えるとユイトが出題編でカサネが解答編って感じの内容でした。
個人的に気になったのは、絆ストーリーとシナリオ展開が合ってない事くらいかな…
ついさっきまで殺しにかかってきた相手に呼び出されて、普通に呼び出しに応じたりするので「こいつら正気か?」と思えるところが多々ありました(逆も有り)
ストーリーは、問題ないが味付けが濃い
見た目で察することができると思いますがいわゆる厨ニ要素が強い作品。
「先が気になって止まらない!」と言うほどでは、ありませんが飽きさせないストーリー展開なので1章毎、楽しむ事ができました。
厨ニ要素の塊みたいな作風なので苦手(嫌い)な人は、胸焼けする設定が多いと思います。
この手の作風の作品をそれなりに触れているので苦手意識などは、無いのですが「ここまで濃いのは、久々」と思わせる内容でした。
2周前提の作りだが…
本作は、ユイトとカサネの2人主人公体制で片方ずつストーリーが分岐します。
両方の主人公で遊ぶ事が前提の作りですが1周目をクリアした後にレベルやアイテムの引き継ぎがあるので2周目は、快適に進行できます。
ただストーリーや視点が違うだけで2周目も同じマップをやる事になるのでストーリー目当てで2周目を遊ぶのは、やや面倒。
終盤は、ユイトとカサネが合流してストーリーもほぼ同じなのでマップ移動も飛ばせれば快適だったんですけどねぇ…
アクションは、終盤になると楽しい
2段ジャンプや受け身などのアクションが序盤で出来ないので序盤だけ不便に感じました。
育成要素(スキルツリー)で少しずつできる事が増やせていけるので中盤~終盤あたりで操作性は、そこまで不便じゃなくなりましたが「最初からこれくらい習得してくれよ…」と思えるアクションが全くできないので最初、違和感がありました。
戦闘は、最初通常攻撃+念力を繰り返してるだけでしたが終盤になると出来るアクションが増えていくので全部使おうとすると手元が忙しくなりますがその分、綺麗に攻撃が繋がると気持ちがいいので楽しかったです。
総括
今作は「GOD EATER」や「CODE VEIN」の様なバンダイナムコのゲームお馴染みのキャラメイクがなくキャラデザ固定で主人公がしっかり喋れる状態なのでストーリーがしっかりしてた印象。
厨ニ要素が強めなので慣れていない(苦手or嫌い)な人には、胸焼けする設定が多いと思いますがアクションやグラフィックは、良かったと思います。
惜しい部分は、アクション等が終盤にならないと色々と出来ない所。
全部出来るようになるのが最後の方なので面白くなってきたと思ったらラスボス間近なので残念と言うか勿体ない感じがしました。
最初は「でかい怪異を倒すのがメインかな?」と思って遊んでましたが実際の所、ボス戦扱いになるのは、怪異より人の方が多かったのが予想外。
怪異のデザインがいい具合に気持ち悪い(褒め言葉)のでボス戦限定の気持ち悪い怪異とか出てくる事を期待してましたが期待通りだったのは、終盤に出てきた中ボスやラスボスくらいでした。
今回は、ストーリー的に仕方がありませんが似たようなゲームを今後制作するならラスボス戦みたいな能力をガンガン使って攻略するようなゲームがいいかなぁ…
おおまかな雰囲気や操作性は、体験版と変わらなかったので気になっている人は、体験版をプレイしてから購入するか決めるのが一番だと思いますよ。