「モノクロームメビウス 刻ノ代贖」をプレイし終えたので感想を書いていこうと思います。
正直、体験版以上でも以下でも無いって感じでした。
購入前に体験版をプレイする事をオススメします。

モノクロームメビウス 刻ノ代贖 感想
【体験版 感想】

完結しないシナリオ…
最初に書きますけど本作で完結してると言える内容じゃありません。
強いて言うなら“第一部 完”みたいな所でストーリーが終わります。
多少ネタバレになりますが新たに出てきた國「アーヴァシュラン」や新キャラ「シューニャ」に関して特に何か解決する事も無く殆ど横に置いて終わりますし、謎も残して終わります。
これ1本でストーリーが完結すると思っていたので最後の最後でだまし騙し討を食らった感がありました。
難易度(普通)は、そこまで高くない
ゲームの難易度は「普通」と「難しい」の2つから選ぶ事ができます。
私は、難易度普通でゲームをプレイしましたが躓く所も無くエンディングまでプレイできました。
敵が特別強い訳でも無くレベルを上げれば難なく攻略できて、最終的にレベル63でラスボスを倒しました。
レベリングも最終ダンジョン(?)を回ってれば簡単に上げられたので楽でした。
ボリューム少なめ
ゲームのボリュームは、そこまで多くありません。
途中で出てくる依頼(サブクエスト)も全部やりましたが最終的に30時間強くらいでエンディングを見る所までいけました。
やりこみ要素も少なめでクリア後に依頼が追加されるのかと思ったら増える事が無く、ラスボス前の状態に戻るだけです。
ADVパートが長め
「RPGを面白くするのは、物語だ。」と謳っているだけあってADVパートが長め。
別に長いのは、問題ないのですが途中で止めてセーブする事などできないので時間に余裕がない時にストーリーを進めると途中で切れないのが辛いところ。
一応ストーリーを進めるのは、任意だったりボス手前だったりするのである程度、自分で調整できますが一度見ると長いので何か予定がある時にやる場合、注意が必要です。
移動が多い
「プレイ時間の殆どが移動だったんじゃね?」と思えるくらい走って移動している印象。
町からの移動やダンジョン含め、移動がかなり多くストーリーを売りにしているのにストーリーを進めるのに移動で時間が掛かってテンポが悪く感じた。
特にダンジョンは、無駄に広くボス戦までが長く途中でセーブする所も1箇所しかないのが辛かったです。
ちなみに体験版以降にファストトラベルが追加されます。
ただダンジョン内は、入り口までしかショートカットできず2層目に用がある場合は、自力で移動しないといけないので大変でした。
グラに関しては、微妙
体験版をプレイすればわかりますがグラに関しては、残念の一言。
特別良くしろとまで言いませんけど「モブの顔がのっぺら坊なのは、令和の時代でどうなの?」と言うのが正直なところ。
「うたわれるもの」シリーズ未プレイでも大丈夫?
今作は「うたわれるもの」シリーズのスピンオフ作品。
主要キャラクターが「うたわれるもの 偽りの仮面/二人の白皇」に登場するキャラクターなのでシリーズ未プレイで楽しめるのか不安になる人がいると思います。
『モノクロームメビウス 刻ノ代贖』下川直哉氏インタビュー。“うたわれるもの”たちの 新たな物語の全容に迫る | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.comアクアプラスの完全新規タイトルである『モノクロームメビウス 刻ノ代贖』は、どのような想いで開発が進められているのか。アクアプラスのエグゼクティブプロデューサーを務める下川直哉氏にインタビューを実施。オシュトル、ムネチカ、ミカヅチは『うたわれるもの』シリーズの登場人物ですが、ファンだけではなく、シリーズ作品を遊んでいない方でも楽しめる内容になっていますのでご安心ください。
インタビューでは、シリーズ作品を遊んでいない人でも楽しめる内容と答えていましたが実際にプレイしてみてどうなのか、書いていこうと思います。
シリーズ未プレイだと置いてけぼりだと思う
はっきり言って「うたわれるもの」シリーズの世界設定をある程度把握してないと置いてけぼり感があると思います。
「いきなりテクノロジーが発達したモノが出てくるのか?」や「説明無いけど、こいつ誰だよ…」だったりシリーズを知ってる人からしたら説明不要な部分の説明をせずストーリーが進んで完結するので 「『うたわれ』シリーズ未プレイ(未視聴)で今作が初プレイです!」という人は、最後までプレイしても何がなんだか分からず終わると思うので注意が必要。
結局は、うたわれ
タイトルを変えて新規層を狙った感がある本作ですが実際プレイしてみるとキャラクターもストーリーも「うたわれるもの」有りきと言った印象。
世界観や説明や紹介の無いキャラクターを知るには、最低でも「偽りの仮面」と「二人の白皇」をプレイするかアニメの方を見るかしないといけないので関連シリーズ含めて初見プレイヤーには、優しくないゲームだと思いました。
シリーズの土台作りだったんだろうなぁ…
シリーズ初プレイでも楽しめる内容と言いつつ、「うたわれるもの」の要素が強く出ていた本作。
エンディングの内容で「うたわれるもの 偽りの仮面/二人の白皇」に繋げるには、無理があるので「次回作と言うかシリーズの土台を作る内容だったなぁ…」と言った印象しかありません。
さいご
「うたわれるもの」シリーズは、ソシャゲ以外すべてプレイ済みなのでスピンオフの今作もプレイしてみましたが内容は、結局うたわれるもの要素が多くわざわざタイトルを変える必要があったのか疑問が残る内容でした。
ゲームのシステムとかは、普通のRPGなので可もなく不可もなくですけど謎が残ったまま完結せずに終わるストーリーで尚且つ「うたわれるもの」をある程度知らないと楽しめるか微妙な感じなので正直、オススメできるゲームと言えないかな…