みなとカーニバルWorldの「クロカミサマの晩餐」を遊んだので感想を書いていこうと思います。
みなとカーニバルと言うメーカーを知ってる人からしたら「あぁ全年齢に進出してきたのね」と言った感じだったのですが蓋を開けてみたら「やる気あんの?」の聞きたくなるレベルなモノが出てきて言葉を探すのが大変でした。
クロカミサマの晩餐 感想
ボリュームは、少なめ
2時間でクリアできるくらいのボリューム。
ほとんど主人公達が食材調達(怪異討伐)するのがメイン。
テキストをひたすら読むだけのADVじゃないので楽と言えば楽ですが物足りなさが残る内容でした。
キャラの掘り下げが足りない
メインのクロカミサマとの会話も少なく殆ど、主人公達が食材調達(怪異討伐)するだけなのでキャラの掘り下げが少ないです。
ストーリー上「クロカミサマに魅入られて~」とありますがクロカミサマとは、一方的に食材調達係にされるだけ、仲間(ナスカと鎮)との日常シーン的なモノも殆どありません。
主要キャラの3人ともキャラ自体は、良いので勿体ない印象。
ライターのタカヒロ氏は、キャラの掛け合いが持ち味だと思っていただけに残念と言うか肩透かしでした。
システムが残念
プレイしてい気になったのは、システムがボロボロな所。
具体的に書くとロードすると背景がシーン関係なく住宅街になります(例:海のシーンでセーブ、ロードすると背景が住宅街)
怪異討伐の時に選択肢でセーブしてロードしたら住宅街になるので見た目、訳の分からない状態になる事が多々ありました。
あと自分は、遭遇しませんでしたがセーブ時にフリーズするとの報告もあります。
回想が無い
ADVでは、イベントスチルを後から見る事ができる回想などがあるのですが本作は、それがありません。
イベントスチルが全く無いなら必要ないのですが数枚でもあるのに回想が無いのが違和感。
後からイベントスチルを見返す目的じゃなくて全部見れたかの確認もできないのでエンディングやイベントスチルを全部見れたか分かりません。
最終戦みたいな展開になったけど、この手のゲームは“条件を満たすとエンディングが変わる”的な要素があったりするので本当に全部見れたのか心配が残ります。
さいごに
やりたい事は、分かるけど薄っぺらいと言うか厚みが無いストーリーのアドベンチャーゲームでした。
価格相応とも言えますが長年、美少女ゲームを制作しているメーカーが全年齢を制作したら、コレ(本作)ってのが残念。
価格が倍でいいのでシステムを無難に仕上げて、少しストーリーとキャラに厚みを持たせて欲しかったかなぁ…